転職エージェント評価会議

転職エージェントを厳しく批評する評価会議です

転職エージェントの評判の嘘とは?情弱にならないための比較サイトの見極め方

      2019/09/10  口コミ投稿数 :0

shatikunouta転職エージェントを比較しているサイトは沢山ありますが、どれも嘘臭い口コミだったり、ステマに近い内容で全く参考になりません。

特に、下記のような比較サイトは内容がゴミ以下でした。

・元転職エージェントが語るオススメのエージェント!
・利用者アンケート500人からエージェントをランキング!

一見すると信憑性の高そうな内容で運営されているものの、元転職エージェントは自分の出身エージェントしか褒めませんし、デメリットも大して中身のない内容で、彼らもステマ臭くならないように必死です。

ここでは、そうした胡散臭い「おすすめの転職エージェント10選!」や「利用者の選ぶ転職エージェントランキング」に騙されないために、実際にそうしたサイトでオススメされた転職エージェントが実際はどうなのか一覧でまとめました。

転職エージェントの評判の嘘に騙されないための比較基準

ステマ臭いサイトの多くは、評価基準が適当で、エージェントありきでおススメエージェントが決まっています。

※業界1位という理由でリクナビネクスト、リクルートエージェントを勧めてくるパターンが多い

ここでは大手、中小含む「11社の転職エージェント」を、下記の2つの視点から総合的に比較しました。

1.サポートの質
エージェント側の「ノルマ」に左右されて転職を急かされることなく「経歴書作成サポート」「志望動機のブラッシュアップ」「キャリア提案」が受けられるかという点。

2.求人の質
主に企業評価サイト「Vorkers」などで高評価されている企業群の求人紹介をしてくれるかという点に着目しています。

上記の2点に基づき「利用するべきエージェント3社」「非推奨エージェント8社」でまとめていますので、転職活動を進める際の参考になれば幸いです。

情弱向けの転職エージェントとは?

ここからは「私が転職した時の評価」「採用側としての評価」「投稿いただいた利用体験談」に基づき、どのエージェントであれば後悔しない転職ができるのかという視点で、エージェントを比較しています。

お勧めしていないエージェントについても理由を書いていますので、参考になれば幸いです。

※登録していたら非常に情弱

・リクナビネクスト
・マイナビ転職
・エン転職

理由→転職するなら、とりあえず登録しておきましょう!と、ネット上のアフィサイトでは登録を誘導されがち。登録してもスパムのごとく、掲載料をたんまりと支払った企業の求人メールが、毎日届くだけで転職に値する求人が貰えることはない。

※登録していたら情弱

・パソナキャリア
・type転職エージェント
・アイデムスマートエージェント
・ビズリーチ
・ヒューマンタッチ
・ワークポート
・エンエージェント
・エリートネットワーク

理由→大手エージェントにはない紹介求人が強み!といった主張するアフィサイトに誘導されがちな転職エージェントだが、基本的には、規模が小さい=まともな人が集まる求人が少ないと思ったほうがいい。殆ど情報のない謎のベンチャーや中小企業を紹介されるのも大抵この辺。

※登録していたらやや情弱

・リクルートエージェント
・JACリクルートメント

理由→20代なら500万円、30代なら800万円程度は現年収がないと、殆ど相手にしてもらえない。低年収で登録すると、産廃処理場のごとく、激務ブラックなど不人気求人を紹介される覚悟が必要。または、該当求人がないと建前を使われて、門前払いされる。

利用しても問題ない転職エージェント

下記は、転職活動を進める際に、利用したほうが「サポートの質」「求人の質」の点で有利になる可能性の高い転職エージェント3社です。

【利用しても問題ない】

マイナビエージェント
※ホワイト企業の求人が多い、選考通過率は普通、対応は遅い

Spring転職エージェント
※稀に好条件求人の紹介があるため補欠

×dodaエージェント
※求人の質は置いておいて対応は早い

ステマ比較サイトでは4社~5社おすすめして全部登録させようとしてきますが、複数エージェントに同時に登録するよりは、1社のみ登録して実際に求人を紹介してもらい「信用できる担当者か?」を判断した上で、さらに利用エージェントを増やすか決めるべきです。


・S評価(絶対に利用するべき)「マイナビエージェント」
求人の質〇
サポート力〇
連絡対応〇
推奨:ホワイト企業への転職
公式サイト(登録1分):https://mynavi-agent.jp/

登録後3か月で転職サポートが打ち切られるdoda、リクルートエージェント、JACリクルートメントなどと違って、利用期限の設定がなく、ホワイト求人の比率も高いため、希望求人紹介を自分のペースで受けやすい。

「ノルマ達成のために転職させればOK」な他エージェントとは異なり、転職後の定着率なども担当コンサルタントは見ているので、結果的に企業評価サイト「Vorkers」などでも評価の高い企業の求人紹介が多く、信用できるエージェントだと感じた。

担当コンサルタントが「企業の人事」とも直接接点があるので、求人票では書かれていない職場環境など「現場の実態」も教えてくれた。

また、職種別にエージェントがいて「営業」「マーケティング」「経理財務」「管理部門」「人事」「総務」「エンジニア」など非公開求人の網羅率が高く、実際に応募したいと思った求人紹介も多かった。

またSpringと同様に、転職サポートでも経歴書作成など手厚いため、忙しい中でもスムーズに転職準備(書類作成含む)から選考に望める点で有利だと言える。

一方で、転職期限の設定がないため登録者数が多いので、求人の紹介ペースは遅いため、3か月~6か月程度の長期スパンで転職活動を進めたい人に向いている。

また自分で転職活動のペースを作りにくい人、モチベーションを維持し続けるのが難しいと感じている人の場合は、dodaのほうが求人紹介から選考まで迅速なため、目的に応じて使い分けが必要になってくる。


・A評価(条件により利用するべき)「Spring転職エージェント」
求人の質△
サポート力〇
連絡対応△
推奨:エージェントを2社以上使いたい人向け
公式サイト(登録1分):http://www.springjapan.com/

Spring転職エージェント(アデコ)は、dodaやJACより規模間は劣るが、求人の質自体は同様に高いので、募集人数の少ない企業などを個別に対策したい場合は、信頼できる担当エージェントを1枚増やす意味で使える。

エージェントのノルマ意識は強くないので、無茶な提案の心配をしないでよい点でも信頼できる。

年収交渉などには強く、味方につければ好条件の求人を持ってきてくれるポテンシャルもあるので、エージェントの担当2人体制で転職活動をプレスリリースが出ていたが、するなら強い。

基本的には、転職エージェントのレベル自体は高く、年齢も20代~30代でそれぞれ求人数をるとのことで、正社員向けの転職エージェント事業により注力していく模様できているので、サブエージェントとして使うと効率的に転職活動を進めることができる。

※2017年5月8日から「アデコ転職エージェント」から「Spring転職エージェント」へブランド名変更があった


・B評価(条件により利用するべき)「dodaエージェント」
求人の質△
サポート力△
ヒアリング力△
推奨:ホワイト企業への転職
公式サイト(登録1分):https://doda.jp/

他のエージェントとは違って、登録後にすぐオフィスに呼ばれることもなく、事前に電話で「転職で気になっている点」などヒアリングしてくれた点では使いやすいエージェントではあった。

担当エージェントが一人一人について相談に乗ってくれるので、経歴書の書き方から、志望動機まで全部相談できてサポート力が一番高いと感じた。

転職者へのコミュニケーションを重要視し、ヒアリングも徹底してくれますし、悩みやネガティブに考えている前職での経験などを如何にポジティブな強みとして、面接で伝えるかなど相談に乗ってくれた点で非常に助かったのは事実。

自分は前職では営業として挫折しそうになった経験があり、あまり面接では話したくないと相談しましたが、バックオフィス系の仕事でも、関係部署とやりとりする場面は多く、タスクの背景であったり、予算の改善策など対話の中で仕事が進んでいくことがあるから、営業経験で培った能力の一つとしてアピールしたほうが良い等とアドバイスを受けました。

ただし、最近はdoda子などCM攻勢を強めており、登録者が激増したため、以前のようなサービスが受けられるか不安な点があるため、現状では3番手で保険として利用しておくのでいいと思う。


・C評価(人によって賛否両論)「JACリクルートメント」
1410272求人の質△
サポート力△
連絡対応△
推奨:年収500万円以上への転職
公式サイト(登録1分):http://jac-recruitment.jp/

マイナビエージェント、dodaが20代転職者の扱いが多いのに対して、JACリクルートメントは30代の候補者向けの求人が多く、年収も500万円~1200万円程度までの案件が多い。

転職して終わりと言う対応ではなく、転職してから5年後、10年後に市場価値がさらに高まるような専門性を高められるキャリアプランを組みたい人向け。

国内求人だけでなく、外資系求人、欧米、東南アジアなど海外勤務の求人の扱いも多く、将来的にグローバルに働きたい転職者のキャリア相談にも乗ってくれる。

管理職、マネージメント経験を更に磨きをかけたい人に対しても、本社勤務の求人取り扱いが多く、Uターン、Iターン転職においても、国内オフィスの多さから使い勝手は良い。

転職サポートの密度やレベルが高い分、30代または年収500万円以上の候補者でないと、登録拒否されたり、該当求人を紹介してもらえないことがあるが、30代以降のキャリア構築を最適に行いたいなら利用するべき。

・C評価(人によって賛否両論)「リクルートエージェント」
thumb_www_r-agent_com求人の質△
サポート力△
ヒアリング力△
公式サイト:http://www.r-agent.com/

セレクションが厳しい反面、以前はグローバルプレイヤー以上で利用できれば求人のレベルが一番高かったが、現在は登録基準が緩められており、大衆向けの転職エージェントという印象。

ちなみに、以前までは下記のような登録者の選別が行われていて、紹介求人も800万円前後の高年収向けのものが多かった。

ナショナルプレイヤー:登録条件なし
グローバルプレイヤー:TOEIC700点以上
ナショナルエリート:TOEIC700点以上、年収600万円以上

現在はTOEIC保持者の転職支援に注力しているわけではなく、上場企業~非上場企業まで幅広く求人を扱うようになった反面、求人の質は可もなく不可もなくと言ったレベルになっている。

エージェントあたりの担当候補者が多すぎるせいか、早く転職を決めたいと考えている人には、あまり向いていないと言える。紹介求人についても、可もなく不可もない特徴のエージェントなので、何社もエージェントを利用したいと考えているなら出番はあるが、絞って転職活動を進めたいなら優先的に利用しなくても問題ない。

積極的にお勧めしない転職エージェント

D評価(積極的にお勧めしない)エージェント比較一覧

・パソナキャリア
thumb_www_pasonacareer_jp求人の質×
サポート力△
ヒアリング力×
公式サイト:http://www.pasonacareer.jp/

マイナビエージェント同じく登録時の経歴書入力が非常に面倒なうえ、かなりセレクションでも落とされるようで、数日かけて経歴書登録したのに利用のお断りが来た口コミもあった。パソナはどうしても派遣のイメージが強く、実際に「正社員転職サポート」も最近始まった。エージェントの対応自体は丁寧で一緒に頑張ってくれそうな雰囲気はあるが、派遣も担当していたり、経験不足は否めないと感じた。

・@type
thumb_type_jp求人の質×
サポート力×
ヒアリング力×
公式サイト:http://type.jp/

東京、神奈川、千葉、埼玉といった首都圏のみの転職支援に特化しているエージェントとのことで、どれだけ求人の質が高いのか期待していたが、特に際立った求人はなく、単純に会社としてのリソース的に地域限定エージェントとして活動しているのかなと感じた。職種も「建設業」「エンジニア」関連が多く、事務、人事、総務、マーケティング、営業などの普通の求人は少ないように感じた。専門職、それも非常に限定された職種向けのエージェントだと思ったほうが良い。

・アイデムスマートエージェント
thumb_smartagent_jp求人の質×
サポート力×
ヒアリング力×
公式サイト:http://smartagent.jp/

イーアイデムは以前から知っていて、派遣・バイトなどの求人検索サイトをやっている印象が強かった。ネット系の事業に幅広く手掛けていて、個人的には好きな会社だった。そんなアイデム運営のこのスマートエージェントだが、スマートと言うくらいなのでエージェントのレベルが高いのかと期待していたが、特にサポート内容に光るものは無かったし、求人自体も正社員転職?と疑問に思う内容のものが多かった。

・ビズリーチ
thumb_www_bizreach_jp求人の質×
サポート力×
ヒアリング力×
公式サイト:https://www.bizreach.jp/

ハイクラス、エグゼクティブ転職サイトとして結構有名なビズリーチですが、年収750万円以上の「ハイクラス会員」、年収750万円以下の「タレント会員」の2種類がある。無料会員、有料会員でできることが違うなどシステムが複雑。タレント会員、無料会員で利用したが、無料でやり取りできるプラチナスカウトはかなり来るので、課金する必要性は全く感じなかった。ただ、プラチナスカウトで来る求人も、微妙なベンチャー系の求人が多く、リクルートエージェントと比較すると求人の質は落ちると感じた。

・ヒューマンタッチ
thumb_human-touch_jp求人の質×
サポート力×
ヒアリング力×
公式サイト:https://human-touch.jp/

ちょっとコメントが酷くなりそうなので詳細には書きませんが、個人的にはどういった転職者にとって重宝される存在の転職エージェントなのか分かりません。ユーキャンのような資格取得支援会社である「ヒューマングループ」が人材事業で「軽く稼いでみようか」などと考えてとりあえず参入してみたのかなと感じた。

※上記に載っていない転職エージェントの評価もサイト内で実施しているので、お手数ですが確認していただけると幸いです。

転職エージェントのステマに騙されないために

下記に該当するようなエージェントだけは、少なくとも避けておいたほうがいいです。

・広告宣伝しすぎているエージェント
・知名度だけ高いエージェント
・すぐにオフィスに呼びつけてくるエージェント

特に「電車の中吊り広告」「テレビCM」を多用しているエージェントや、ステマではなくても名前だけは知られていて何となく利用している人が多いエージェント、登録すると「事前のヒアリングなく」すぐにオフィスに呼びつけてくるエージェントは要注意です。

ステマが横行?ネット上のおすすめランキングは信頼できない

ネット上では、デザインだけ非常に綺麗な転職エージェント比較サイト、求人サイト比較サイトは沢山あるのですが、恣意的に選ばれた口コミ、評判が掲載されているだけで、実際に使う人が多く感じるであろうデメリットは把握しにくい傾向があります。

例えば、口コミと言って掲載されている内容でも、悪い口コミが削除されて掲載されていたりして、ステマのような内容のものも多いです。

詐欺とまでは言いませんがエージェントを利用する側からすると、不利益になるような情報を元に、転職活動を進めてしまう可能性もあります。

特に下記に該当する比較サイトには注意するべきです。

元転職エージェントの運営者やライターが書いている

まず彼らは、自分の所属していた転職エージェントを批判することはできないため、裏事情について語っている風でも、実際に読んでみると「サポートの質は担当者次第」「求人の質は条件次第」など大したことを言っていません。

文章も長々と書いているだけで、ぺらっぺらな内容で、結局は結論として何社か登録してみて合っているエージェントを使いましょうというクソみたいな結論でまとめてきます。

懇意にしている転職エージェントのオフィスに行ってインタビューしてみた!といった提灯記事製造機になっているので、あまり参考にしないほうがいいです。

キャラやイラストでポップなテイストの比較サイト

大体の場合は、企業が運営しているので広告料などから、イラスト発注など経費を落としやすく、内容よりもデザインに凝っているパターンが多いです。

根拠のない基準で、おススメのエージェントは「リクルートエージェント!」などとプッシュしてくるだけなので、全く参考になりません。

利用者アンケートでエージェントをランキング化

500人の利用者アンケートなどを取っていて、利用者の属性も分散させて客観的になるようにランキングを作っているといっていても、そもそも集計しているエージェントが数百社あるのに、利用者は数百人なので、1社あたりの評価サンプルは数人です。

それが客観的な利用者データになるなら、その数字の魔法を知りたいぐらいで、利用してみても結局はリクルートエージェントを利用しましょう程度の内容で参考になりませんでした。

ブラックエージェント登録後にできる対策について

一人の転職者としての対策としては、下記に該当するエージェントは利用しない、登録しても利用を中断することで避けるようにするべきです。

・自動マッチングでメルマガを使って求人紹介してくる
・求人の感想をしつこく聞いてくる
・転職を異常に急かしてくる

求人サイトの場合、自動マッチングによるメルマガが絶対にあるので、リクナビネクスト、マイナビ転職などは基本的には使わないほうがいいです。同様に、Indeed、@type、エン転職も微妙です。

転職エージェントでも、中小規模のエージェントだとベンチャーと吊るんで、転職後の定着率無視してまでも、転職を強制してくるところもあるので注意するべきです。

当然ですが、自動マッチング中心でエージェントは補助的な役割しか担っていないエージェントもあるので、しっかりと選んで利用するべきです。

しつこく電話してきたり、転職させようとする姿勢を担当エージェントから感じたら、残念ながら、その担当エージェントは切り捨てます。

結論としては、応募する企業も複数社に分散させてリスクヘッジするように、エージェント利用においても「対応がプロフェッショナル」かつ「適度な距離感を保てる」エージェントかどうか見極めるためにも、複数社のエージェントに登録して様子を見ることが重要です。

自分に本当に合った求人というのは、自分に合ったエージェントから紹介されるので、まずは自分の理想の求人といきなり出会おうとするのではなく、信頼できるエージェントを見つけることから始めてみるべきです。

また、実際に登録したうえで、担当コンサルタントの年齢が若すぎたり、逆に年上で偉そうだったりして「合わない」と感じる可能性も当然あるので、その際は「転職エージェントは無料で利用できる」以上は、妥協せずに理想の担当を探すことから始めるべきです。

転職後の定着率にコミットしているエージェントを利用するべき

登録者だけ集めて、担当エージェントが足りていない可能性があったり、紹介できる求人数が不足している可能性が高く、全体的なサポートの質が下がっていることが多いからです。

サポートされないだけならマシで、とりあえず転職させようと見た目年収の高いブラック求人へ誘導してくるエージェントもいるので、危険を感じたらすぐに利用を辞めるべきです。

また、広告予算の過剰な投下=厳しいエージェントのノルマとも言えるので、とりあえず転職させてくる担当者と遭遇する可能性が高くなる危険性もあります。

それよりも、転職者の転職先での定着率までコミットしているエージェントを利用するほうが、結果的に満足度の高い企業の求人紹介が多くなるので、利用する価値は高いと言えます。


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