マネーパートナーズFXは評判が悪い?利用して感じたデメリット
2020/05/07 口コミ投稿数 :1
マネーパートナーズFXについては、口座開設して既に3年ほど利用しているものの、全ての人におススメ出来るFX会社ではありません。
具体的には、下記のようなデメリットを感じました。
・スマホだけだと取引しにくい
・少額取引が手軽にできない
海外旅行に行く時など外貨両替機能は使いやすいのですが、スマホからの操作がしにくく、PCでの取引メインになってしまうので、スマホで手軽に取引していきたい人には向かないFX会社だと感じています。
下記、マネーパートナーズのデメリットについて実際のユーザー目線でまとめましたので、参考までに。
マネーパートナーズFXのデメリットと利点について
公平になるようにメリットを先にまとめておくと、外貨両替の機能は充実しているので空港でドルやユーロを受け取ったり、ドル建てで銀行送金できたりと外貨両替目的であれば非常に利用価値は高いと感じます。
ただ、評判でも悪く書かれていることが多いのですが、下記の点はデメリットの可能性だと思いました。
・取引チャートが複雑で扱いにくい
・スマホで取引しにくい
・19通貨ペアのみ
・スワップも相対的に低い
スマホ最適化されている機能もあれば、PC画面のみからでないと利用できない機能もあるので、スマホのみで取引したい人には向いていないと感じました。
資金5万円~30万円程度のコツコツ型のトレードには向いていないのですが「スワップポイント」「スプレッド」は業界最高水準なのは間違いなく、私の場合は自宅デスクトップで500万円~2000万円程度で運用する時のみ利用しています。
初心者に推奨されがちなDMMFXですが「レバレッジ25倍固定」「取引が1lot(100万円)単位」という点で、少額資金での取引だとリスクが高く、資金が10万円以上ある人向けです。
一方で「レバレッジ1倍」「取引が0.01lot(100ドル)単位」で取引できるマネーパートナーズFXは、1万円の入金から「レバレッジなし」で取引できる点で、メリットを感じる人もいるかもしれません。
ここでは、マネーパートナーズFXで、1万円から取引を開始して、利益を出すまでの流れを説明していきたいと思います。
マネーパートナーズFXでの口座開設から利益確定まで下記の3ステップで説明しています。
1.口座の開設(5分程度)
2.入金
3.取引と利益確定
ちなみに、入金額は1万円を例に取引を進めていきます。
口座開設の手順
マネーパートナーズFXの公式サイト(https://www.moneypartners.co.jp/)から口座開設を押すと、下記の画面が出てくるので入力して開設完了です。
※入力5分ほどで翌日から取引開始ができます
ログイン後の入金
翌日以降に通知されるパスワードとIDを使ってログインしたら、1万円を入金していきます。
ログイン後、「クイック入金」画面に移動すると下記の入金画面が出てきます。
自分の金融機関(私の場合は三井住友銀行)から、入金先は「パートナーズFX(受入証拠金)」を指定して、金額を「10,000円」としてクイック入金完了です。
実際の取引と利益確定
ここでは絶対に失敗しないように、一番簡単かつメジャーな取引であるドル買いの取引で進めます。
また、0.1lot(1000ドル)でも問題ないのですが、念のために、さらに少額の取引である0.01lot(100ドル)で進めます。
取引画面に移動すると、下記のような画面が出ます。
赤枠の内容(数量:100ドル)で買askを押すと、100ドル買いのポジションを持てます。
そうすると、画面下に100ドル買いが完了したことを示す画面が出てきます。
↓現在のポジション(100ドル買い:レートは1ドル103.544円)
上記は100ドル買いのポジションを持った直後(朝9時くらい)ですが、評価損益でマイナス3円となっています。
上記の約定レートが103.544円なので、仮に実際のレートが104円、105円と上昇していくと、その分評価損益がプラスになっていき、利益が出てくるというわけです。
下記は、寝る前(夜11時くらい)に朝買ったドルを決済した結果、+32円の利益を出しました。
※取引を完了させたいときは、一括決済を押すことで、保有している100ドル買いポジションを決済することができて、その時点の評価損益が利益になります。
↓決済したポジション(100ドル売り:レートは1ドル103.878円)
たった32円ですが、仮に1万ドルの取引をしていれば、3200円分の利益ということになっていました。
ただし、日によっては、数日で1円~4円前後動くことはあるため、繰り返しになりますが、初めから5万円の入金で1lot(1万ドル)取引をしていると危ないので絶対にやめてください。
絶対に最初は、100ドルの取引から始めて、1000ドル、1万ドル、1週間くらい様子を見ながら金額を増やしていくほうがいいです。
初めは少額で取引しながら、コツを掴んでいき、入金額を増やして取引金額も増やしていくのが正解です。
下記より、私が少額取引だけでなく、メインFXとしてマネーパートナーズFXを利用している理由をまとめています。
マネーパートナーズでは1万円入金でもレバレッジ1倍設定ができる
そもそも資金が30万円以上ある場合は、大手であれば「どのFX会社を使っても変わらない」のですが、それはレバレッジ1倍~25倍まで、入金額さえ増やせれば調整できるためです。
例えば1lot(100万円)取引したいのであれば、100万円入金しておけば、実質的にレバレッジ1倍設定で運用できるということになります。
とはいえ、現実的にFXを始めたばかりで100万円を用意するのは、ほぼ不可能かと思われますので、マネーパートナーズで入金1万円から100ドル相当の取引ができるのは、非常に使えるという結論になります。
ここでは、何故マネーパートナーズだけが入金1万円から、レバレッジ1倍で、少額取引ができるのか考察しておきます。
マネーパートナーズのロスカットルールと証拠金計算
マネーパートナーズでは、レバレッジ1倍前後で取引していれば、ほぼロスカットになる可能性はないです。
とはいえ、レバレッジ1倍の取引というのは、単なる外貨預金に過ぎないので、基本的にはレバレッジ2倍~5倍前後でコントロールしながら取引することになるかと思います。
下記は、マネーパートナーズでのロスカットルールですが、DMMFXなどは証拠金維持率50%、外為ジャパンFXは60%と設定されていますが、40%と低めの設定です。
そのため、1万円入金しておいた場合、40%に相当する4000円程度まで入金額が減った時点で、ロスカット対象となります。
大規模イベント時は、ロスカット基準を超えて、レバレッジ次第ですがマイナスになる可能性もある点については、念頭においてください。
1万円からFXを始めた場合の損益シミュレーション
ここでは、仮に1万円入金して取引を始めた場合の損益シミュレーションをしてみます。
最もシンプルな取引である「1000ドルを買う」ポジションでのシミュレーションが下記です。
為替変動と損益
+5円:+5000円
+4円:+4000円
+3円:+3000円
+2円:+2000円
+1円:+1000円
0円
-1円:-1000円
-2円:-2000円
-3円:-3000円
-4円:-4000円
-5円:-5000円
1万円からの取引で1000ドル買いをポジションを取った場合、上記のような収益シミュレーションになります。
基本的には、1日1円動くと大きい変動なのですが、先日のトランプショックの時のように1日5円以上動くときもあります。
その場合は、逆に何十万円も入金してポジションを取っていると、100万円単位で損益が出てきますので、初心者はむしろ1万円からFXを始めるほうが序盤は優れていると思います。
1万円からの取引で資金はどのタイミングで増やすべき?
1万円入金して取引していくと、上手くいけば月5万円~10万円程度を収益として上げられる可能性があります。
合計資金が30万円を超えてきたあたりからは、1lot(1万通貨)での取引を開始しても、経験値的には対応できると思います。
逆に言うと序盤の1万円程度の時期に、無理矢理5万円に資金を増やして1lot取引を始めるのは危険なので辞めておいたほうがいいです。
1万円での取引も、100万円の取引も、序盤であれば学べる経験値も大して変わりませんので、しっかりとレベルを上げてから大きい取引に移行してみてください。
マネーパートナーズFXでレバレッジ1倍にするための計算方法
マネーパートナーズFXでレバレッジ1倍取引するためには、基本的には入金額と取引金額に注目します。
・取引金額が0.1lot(10万円)で、入金額(1万円)ならレバレッジ10倍
・取引金額が0.01lot(1万円)で、入金額(1万円)ならレバレッジ1倍
基本的には暗算でできる範囲内での計算になるかと思いますので、とりあえず序盤はレバレッジ1倍で、FXの感覚を掴みたいと考えているのであれば、特に心配は必要ないと思います。
大手FX会社というのはDMMFX、外為ジャパンFX、GMOクリック証券FXネオ、ヒロセ通商などで、仮にレバレッジを限界(25倍)までかけても問題ない場合、重要なのは下記の3つが満たされていればOKです。
・信託保全がある
・スプレッドが適正水準(ドル円0.2銭など)
信託保全は、仮にFX会社が潰れても(大手が運営していればまずあり得ないですが)、入金している金額は返ってくる規約のことです。
スプレッドは、為替取引にかかる手数料のことで、1lot(100万円分)あたりドル円であれば30円程度であれば問題ないです。
その点で言うと、マネーパートナーズFXは勿論、DMMFX、GMOクリック証券FXなどは満たしているので、安心して取引できるかと思います。
マネーパートナーズFXのメリットとしては、少額資金でも「レバレッジなし」での取引がしやすい点なので、元々30万円~100万円以上の資金投入が可能な人で、レバレッジを限界までかけても怖くない人は、どのFX会社も変わりません。
序盤はマネーパートナーズFXnanoでレバレッジなしの100通貨単位で取引するべき理由
本当にしつこいくらい言いますが、初めからDMMFX、GMOクリック証券FXなどで、1lot取引をするとハイレバレッジの強制決済になる可能性があるので避けて下さい。
0.01lot(100通貨)~0.1lot(1000通貨)で取引をしてからでも、1lot(1万通貨)取引開始するのは遅くないです。
DMMFX、GMOクリック証券などだと、初めから1万通貨(1万ドル)の取引が必要になってくるので、ポジションを持った瞬間から1000円~3000円くらいは一気に損益が出てしまいます。
プラスにレートが動けば1万ドル持っていても大丈夫なのですが、始めたばかりだと、一気に負けが増えていく感覚に襲われて、正常な取引ができないと思います。
実際に、DMMFXなどでは初心者に初めから1万ドル持つ必要があるので、すぐに強制決済されてお金が無くなってしまった人の話はよく聞きます。
100ドル、1000ドルと金額を増やしていく中で、コツを覚えた後からでも、1万ドル(1lot)取引はできるので、初めはマネーパートナーズFX(nano)から始めるのが最適だと考えています。
※ちなみに、DMMFXが機能面で特に優れているわけではなく、私の場合は引き続きマネーパートナーズFXをメインで使用しています
マネーパートナーズFXのデメリットと評判が悪い原因とは?
マネーパートナーズFXのデメリットとしては、取引ができる通貨ペアが16種類と、DMMFXなど20種類に比べると少ない点です。
ただ、いわゆるマイナー通貨の外貨ペアが若干足りないくらいなので、ドル円、ドルポンド、ポンド円など主要なFX通貨ペアは当然カバーしているので、気にならないと思います。
むしろ少額資金で、変動の大きいマイナー通貨ペアに手を出すのは、100円でFXを始められるとしてもやめておいたほうがよく、評判自体も悪くなりがちです。
また以前まではスプレッドは、大手と比べて高かったのですが、現在は改訂して同一水準にしているので、デメリットではなくなりました。
1万円から始めるFXの場合は、1000通貨取引が可能か?という点のみを確認します。
その点で言うと、マネーパートナーズでなくてもいくつかの候補があります。
・外為ジャパンFX
・ヒロセ通商FX
・外為オンラインFX
・YJFX
・マネーパートナーズFX
・SBI証券FX
上記6つのFX会社は1000通貨からの取引が可能なため、最低5000円の入金で取引が開始できます。
DMMFX、GMOクリック証券FXなどはレバレッジ25倍固定だけでなく、1万通貨の取引が基本となりますので、最低でも5万円以上の入金が必要になります。
1万円からの取引であれば、上記のリストの中から好みのFX会社を選んで利用するのが最適です。
外貨両替の評判は決して悪くない
大手FX会社の中で、唯一外貨両替サービスを実施しているのが、マネーパートナーズFXです。
上記のように、両替手数料が殆どかからず、ネット上で希望の通貨を両替して空港で受け取れる点で、空港の両替所で両替するより、割安に両替ができます。
DMMFX、GMOクリック証券FXなどでは、外貨両替はできないので、マネーパートナーズFXはその点でメリットに感じる人は多いと思います。
私自身も、今まで合計で100万円分くらいの両替を行っていますが、ドル円だけでなく、ウォン、ポンドなど必ず好レートで両替できるので、使いやすいです。
外貨出金でも、以前まではシティバンク、現在では三井住友信託銀行のプレスティア、新生銀行などを上手く使うことで、低い手数料で海外送金もできていました。
外貨両替、外貨出金を低コミッションで実現できる点では、他のFX会社にはない高評価の要因だと感じています。
パートナーズFXnanoとの違いが分かりにくい?
マネーパートナーズには、2つのFXシステムが存在しており、パートナーズFXとパートナーズFXnanoがあります。
違いとしては、通貨単位の違いで通貨単位が、パートナーズFXは1万通貨(1lot)、パートナーズFXnanoは100通貨(0.01lot)となっています。
実際に使ってみて分かりにくいポイントとしては、パートナーズFXとnanoで資金がプールされる口座が違うということです。
例えば、先にパートナーズFXに10万円入金しておいても、nanoではそのままだと取引ができず、口座振替を行う必要があるため面倒という悪評も一部ではみかけました。
ただ、手間がかかる以外には悪い点はなく、100通貨単位で取引できるFX会社は珍しいので、需要は高いとは思います。
スワップポイントの評価
南アフリカランド、ニュージードル、トルコリラなどは、スワップポイント狙いの投資をしている人も多いのですが、マネーパートナーズのスワップポイント水準は、評判が悪めです。
例えば、南アフリカランド15円前後が、外為オンラインFX、ヒロセ通商などで実現できますが、マネーパートナーズは7円前後と半分ほどしかありません。
ニュージーランドドルも同様に60円前後が最も水準が高いのですが、48円前後とこちらも低水準です。
スワップポイント狙いであれば評判は良くないので利用しないほうがいいと思います。
自動売買や株を証拠金に出来るという点はメリットなのか?
「HyperSpeed ネクスト」はオリジナルで戦略を組めるため、自動売買に近い形で取引することはできますが、そこまで使っているユーザーが多くないのか、あまりアップデートされていないように感じます。
自動売買で言うと、インヴァスト証券のトライオートや、トラリピなどのほうが有名で、利益を出している人も多いので、そちらにユーザーが流れているのではないかと感じます。
またマネーパートナーズ証券も併設している関係上、そちらで取引している株を70%の評価率にはなりますが証拠金の代わりにすることができるため、資金を効率的に運用することが可能な点もメリットに挙げられがちですが、ロスカットリスクも高く、おすすめできません。
さらに証拠金維持率は100%以下で、追証が発生するので、これは他のFX会社に比べても早いマージンコールです。
ロスカット基準は40%ではありますが、レートが滑りやすいなどのクチコミも多いので、なるべく守り目で運用したいFX会社というのが個人的な評価です。
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月曜日、朝一のスプレッドが高すぎる。しかも他の業者は通常スプレッドに戻っているにも関わらずマネパFXだけ約2時間後に戻るくらいの遅さ、約定力が優れてもエントリーできない仕組みであれば使う意味ないような感じだ