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日揮などプラントエンジニアリング求人への転職は慎重になるべきか?考察

      2017/08/13  口コミ投稿数 :0

プラントエンジニアリング業界は専業企業として、日揮、千代田化工建設、東洋エンジニアリングが大手3社と言える業界ですが、給料面では新卒組は低く抑えられていて、転職組が優遇されている傾向があります。

特にプラント業界は下記のように求人需要が拡大傾向にあります。

・外資系からの引き抜き
・日系企業の間でのスカウト合戦

日系、外資系問わずに求人需要は過熱しているのですが、日本人エンジニアの多くは保守的で転職したがらないこともあり、マーケットに出ている日本人プラントエンジニアの年収は高騰しているのが現状です。

ここではプラントエンジニア求人で、いかにエージェントに好条件求人を紹介させるのか、日系と外資系企業でどちらが転職に適しているのか業界出身の目線でまとめておきたいと思います。

プラントエンジニアリング求人の紹介の多いエージェントとNGサイト

日揮と千代田化工建設は石油・LNGプラント関係が強く、東洋エンジニアリングは石油関連の比率も高いものの、肥料・化学プラントに強みがあると言われています。

またプラント・エンジニアリングに参入している企業としては、製鉄系の新日鉄住金エンジニアリング、JFEエンジニアリング等があり、製鉄関連以外に国内の様々な小規模プラントを手掛けています。

さらに、重工業系では三菱重工業、川崎重工業、IHI等も手掛けており、エネルギーやインフラ関連のプラントを中心に展開しています。

こうした求人の多くは、リクナビネクストなど申し訳程度に掲載されていることが多いですが、こちらにオープンに掲載されている求人は、年収が異常に低いです。

というのも、エンジニアリング専業の3社は、いずれも石油・LNG関連のプラントの比率が高く、また海外売上高比率が非常に高いのが特徴で、海外拠点で働くエンジニアなどは年収2000万円~3000万円程度で取引されているからです。

プラント会社としても、非公開求人で募集をかけて徹底的に厳選して採用したいレベルの給与なので、こちらも転職エージェントなど使いこないしていく必要があります。

こうした事から、石油・LNGの産油国の動向に左右され、またプラント建設地がアジア・オセアニアやアフリカが増えており、カントリーリスクを負う場合もあるのが共通の企業リスクと言えます。

こうしたリスク分散として石油・LNG関連以外のプラントへの多角化が望まれますが、その分野には巨大な製鉄系や重工系の企業が参入している事もあり、中々多角化が進まないと言う課題も共通的に持っています。

しかし、このエンジニアリング専業の3社は、海外で大きな仕事をしたいエンジニアには活躍の場が豊富な企業であり、魅力的な企業とも言えるでしょう。

海外勤務者が多い事から賃金水準が非常に高い事でも有名な業界です。英語等をしっかりと学んで準備し、こうしたエンジニアリング専業企業に挑戦するのも良いですし、DODA、JACリクルートメントなど業界大手エージェントでは、プラント転職実績も多く強力なサポートが期待できます。

日揮などプラントエンジニアリング求人で注意するべき点

日揮株式会社は1928年に米国ユニバーサル・オイル・プロダクツ(UOP)社所有のプロセスライセンスを購入し、太平洋沿岸に製油所を建設してその経営を行う事を目的として設立されたのが始まりです。

しかし実際には製油所建設には至らず、主にUOP社プロセスのライセンス業を主体に事業を進め、並行して1930 年代からエンジニアリング事業を開始しました。

このエンジニアリング事業が中核事業となり、今日の日揮を築いて来ており、2015年の日揮の売上高は8,799億円で、営業利益率は5.6%と言う決算内容となっています。

セグメントとしては、総合エンジ事業、触媒・ファイン事業、その他に区分され、総合エンジ事業が94%の売上高構成比となっていて、プラントエンジニア求人の募集数は業界1位です。

プラント業界の中途求人の待遇について

この総合エンジと区分されている事業は、プラントの設計、調達、建設を一貫して行う事業を指しており、いわゆるプラント事業そのものと言えます。エンジニアリング事業の売上高では国内が12%で、海外が88%と海外比率が極めて高くなっていて、求人の平均年収も1000万円は超えてきます。

また触媒事業は水素化処理触媒等の生産販売で、ファイン事業は機能性塗料材や光通信関連部品用の研磨剤や液晶露光装置用セラミックス・金属複合材等の生産販売事業です。

日揮のプラント事業の強みは、オイルやガス分野を中心に注力し、困難な状況下や複雑かつ高度なプロジェクトにおいても完遂するデリバリー能力を基盤とする世界屈指のパフォーマンスを発揮して来た事が上げられます。

日揮は、これをコアコンピタンスとして位置付け、中期的にもこれを磨き続けるとしています。

一方で、日揮のエンジニアリング・プラント事業の87%は得意分野のオイル・ガス分野となっており、これは原油やガスの価格が低迷すれば、産油国のプラント投資が減少し、受注が減少するというリスクを抱える結果となっており、これが弱みともなっています。

2015年度の決算においても、こうした産油国の動向に先行き不透明感が残っていると自ら分析しています。

もちろん、日揮はこのリスクの改善を図るべく、中長期計画においてエネルギーインフラとしての発電(化石燃料、原子力、再生可能エネルギー)に注力しています。

さらに社会インフラとしての医薬、メディカル、空港や非鉄金属分野の産業インフラ等、インフラ分野のプラント事業の拡大や、そうした分野への投資事業を拡大し、2025年度には1兆円企業を目指す中でオイル・ガス分野のプラントの比率を60%にまで下げるとしています。

日揮は中期的には、堅調な経営を持続すると思われます。しかしオイル・ガス分野のプラントは海外比率も高く、オイル・ガス需要の不透明感と合わせて産油国が中東と言う不安定なカントリーリスクもあります。

中長期的にこうした体質から脱却できるかが、将来の企業業績に大きく影響すると考えられるため、求人募集でも高値でも優秀な人材獲得に動いている部分が強いです。

また、触媒・ファイン事業はプラント企業にとっては異質なメーカーとしての事業であり、この事業を存続される必要性が外部からは見えません。

2025年のビジョンにおいても、この分野は成長が見込め、新製品開発等で売上高と利益向上を目指すとしているものの、具体性に乏しい事が伺えます。

さらに将来的にはこの事業分野を整理する必要性があるのではと言う疑問も残りますが、未経験者含めて採用活動には積極的であり、世界的な需要も拡大傾向にあるため、引き続き中途転職では旨みのある業界だと感じています。

千代田化工建設の中途求人との比較

千代田化工建設は、戦後日本の再建復興期の1948年に創業して以来、国内の石油・ガス・化学・産業設備を数多く手掛け、さらに1960年代には海外進出を果たし、エネルギーと環境の調和を経営理念としています。

社会の持続的発展に貢献する事を目指すエンジニアリング・プラント会社として成長して来ていて、外国人、日本人関係なく、優秀な人材獲得には積極的で日揮よりは平均年収が100万円ほど低いものの、MAX1200万円程度までは平社員でも目指せます。

2015年度の決算は、売上高が6,115億円で、営業利益率は2.6%となっていて、利益率は低いです。

セグメント別売上高構成比では、LNG・その他ガスが64%と最も高く、次いで石油・石油化学・金属が23%、医薬・生化学・一般化学が5%、環境・新エネ・インフラ・その他が9%となっています。

また売上高は、国内が18%で海外が82%と、海外比率が高く、その中でもアジア・オセアニア地域が全売上高の48%を占めているのが特徴的です。

千代田化工建設の強みは、LNG分野の実績が豊富で、この分野の受注残高が依然として高水準を維持しており、これを着実に遂行して利益につなげる見通しがある点です。

エンジニア求人だけでなく営業系にも旨み

また将来に向けて、当面は利益悪化要因となるものの、医薬・生化学・一般化学セグメントや環境・新エネ・インフラ・その他の新規事業分野にも力を入れ続けている点も好感されます。

また、一般的な陸上プラント建設の他に、海洋資源開発プラントに関しても開発計画フェーズから開発施工フェーズ、さらには営業から運転・保守・撤去フェーズまでの資源開発ヴァリューチェーンの全てのフェーズを施工できる体制を持っている点も強みと言えます。

一方で千代田化工建設の弱みは、冒頭に記載したように2015年度の営業利益率が2.6%と低水準で、2014年度の4.5%から大きくダウンしている点で、営業部門は他社と比べて弱いです。

2016年度の方針の中で、収益向上のために、LNG受注案件の着実な収益化や、受注時に採算性を精査し、リスクが高く不採算案件の可能性があるものに手を出さないとしています。

この事は、プラント受注時の採算性の精査力が弱い事を反省しているもので、その為に、どんな施策を講じたのかが気になるところです。

外資系に人材含めて引く抜かれている

エンジニアリング・プラント業界においては、積算見積りの精度もさることながら、売上高を確保するためにトップ判断による無理な受注がよく見受けられる現象で、外資系企業からはエース級の人材は、破格値でスカウトされることが多いです。

この矛盾を取り除くにはエンジニアリング・プラントコストの削減力が必要であり、この点に触れていない事も体質改善を行えるのか一抹の不安を感じさせます。

千代田化工建設は強みであるLNG分野の更なる強化を図りつつ、新規事業の早期収益化と事業拡大を図り、バランスの取れた事業ポートフォリオとする事が長期的に大きな課題と言え、完全に外資系プラントエンジニアリング企業に追従されています。

競合企業の1つである日揮も同様の課題を抱えていますが、日揮では2025年度には1兆円企業を目指す中でオイル・ガス分野のプラントの比率を60%にまで下げると明確なビジョンを掲げているのに対し、若干の弱さを感じざるを得ません。

ただ、中期的にはアジア・オセアニア地域や新興国市場での受注残も多く、着実にこうした事業を遂行する事で、数%台への収益改善も図れると思われます。

東洋エンジニアリング中途採用との比較

東洋エンジニアリングは、1961年に創業したエンジニアリング業界でも比較的新しい企業で、2015年度の売上高は2,998億円と事業規模は競合企業である日揮や千代田化工建設に比較して小規模です。また、同年度の営業利益率は3.7%となっています。

事業の構成比としては、石油化学関連が42%、石油精製関連が22%、エネルギー関連が19%で、その他が17%となっています。

また売上高の国内事業比率は17%で、海外事業比率が83%で、海外比率が高く、その中でも東南アジアや西南アジア、中東、アフリカ等の発展途上国向けが総売上高の41%と最も高い構成比となっています。

東洋エンジニアリングは自らの強みとして、プロジェクトマネジメント力、総合エンジニアリング力、技術力、アライアンス構築力、グローバル対応力の5つを上げています。

営業利益率の改善がカギだが打つ手はない

しかし、これはエンジニアリング関連企業として磨き続ける必要がある項目であり、その中で東洋エンジニアリングのコアコンピタンスが何かをもっと絞り込むべきでしょう。

またIR情報などを分析すると、東洋エンジニアリングでは競合他社に比較して、売上高に対して受注高が非常に大きくなっている事が分かります。

受注高が高水準である事は、無理な受注に走り収益悪化につながる危険性もありますが、受注高が十分確保できている事の中に、他社にはないコアコンピタンスが秘められているようにも推察されます。

この視点を掘り下げる事で、自社のコアコンピタンスを絞り込む事が可能と推察されます。

2015年度には3.7%の営業利益率を確保した東洋エンジニアリングですが、その弱みとして、2012年~2014年の各年度の営業利益率が0.7%、0.2%、▲2.4%と収益率が低迷していて、現状では中国系に価格破壊されていて、とにかく受注を取りにいくので精一杯です。

この課題に対して、「持続的成長軌道への復帰」再建計画を立て、ブラジルのリス管理の強化、メガプロジェクトの遂行管理の徹底に取り組んでいる。

一般管理費の削減による収益性改善の継続の3項目を掲げて収益率向上に努めた結果が2015年度の営業利益率の改善に繋がった点は評価できるでしょう。

東洋エンジニアリングでは、受注残が年々増加しており、積極的な受注活動による事業拡大ペーストに遂行体質が追いつかず、2015年度の売上高が、対前年度であえて足踏み状態とする事で課題を解決し、収益改善を成し遂げたと見られます。

プロジェクト管理求人も多くエンジニア出身者も多い

現に2016年度の予測では、売上高は4,500億円と一気に伸長させ、営業利益は13%程度増加するも、営業利益率では2.7%にダウンする予測となっています。

東洋エンジニアリングは、エンジニアリング業界では規模は小さいものの、受注額を見ると、急速な事業拡大の可能性と意欲を感じる事が出来ます。

しかし、急速な事業拡大に対して社内体制が追い付かず、プロジェクト管理が甘くなり収益を悪化させると言った課題を生み出していると分析され、エンジニア出身者がプロジェクト管理に回ったり、営業部隊に同行している傾向が強くなってきました。

急拡大と、拡大ペースを落として収益性を高めるための内部体制固めを、営業利益率ベースで赤字を避けつつ、上手に繰り返す事で今後が期待できると思われます。

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