自分の「経理への適正」を身近な体験(FXなど)からアピールする方法
2016/01/07 口コミ投稿数 :0
未経験者が経理の仕事をしたいと思ったとき、志望動機を考える必要があります。その際に、「自分は経理への適性がある」ということをアピールする必要があります。
とはいえ、経理未経験の場合は、「実務経験もなく、会計士など資格もない」ので、適性があるのかアピールすることが難しいです。そもそも自分自身でも、本当に経理でやっていけるのか不安な人は多いはず。私自身もそうでした。
ここでは、いかにして私が「未経験」から、経理への適正をアピールしたのか解説します。
効果的に「経理適性」を証明する方法
私の場合は「経験がなくても経理適正アピールできる方法はないか」を考えた結果、興味本位で始めたFXで「自分自身でお金を運用している」ということをアピールしました。
FXで経理適性のアピールになるポイント
・資金の運用時にリスク管理ができる
・為替レートを日常的にチェックする習慣がある
・お金を管理するプレッシャーに強い
FXをやっていることで、私がアピールしたのは上記の点です。
FXは、ギャンブルだと世間一般では思われている認識があるかもしれませんが、実際は単なる為替取引です。簡単に言ってしまえば、両替です。実際に、経理業務でもFXは行います。
FXのルールを学び、取引をすることができていることがアピールできれば、実際に経理業務を任せるイメージを面接担当者にも湧かせやすいです。
経理への適正があるのか自分でも見極めるためにも有効
面接官へのアピールのために実践するFXですが、自分自身が本当に「経理に適性」があるのか見極めるためにも有効です。
というのも、FXで取引できる程度の金融リテラシーがないのであれば、経理で実務をこなすことは難しいからです。
FXは、先ほど説明した通りに、為替取引=両替に過ぎません。それを理解できずに、単なるギャンブルだと思っているようだと、この先、経理でやっていくのは難しいでしょう。
必要な資金について
ちなみに、経理への適正チェックとして、FXをやるのであれば大金は必要ありません。
私自身、5万円で取引を始めました。
ただ、5万円という少額で低リスクで運用できるFX業者は数が少ないので、業者選びは意外と難しいです。
私が使ったのは、外為ジャパンFXです。
外為ジャパンFXは、CMでよくやっているDMM FXなどに比べて、「少資金、低リスク」で取引ができます。利益を狙うのではなく、リスク少なく運用するだけなので、初めは5万円で始めてみて下さい。
下記にて外為ジャパンFXで取引するための方法をまとめておきましたので参考までに。
FXで実際に取引して、自分に「経理への適性」があると確信できたなら
その後に、実践するべきことは3つです。
非常に失礼な言い方ですが、このサイトを通じて、または実際に私に直接、未経験から経理職への転職方法について相談される人の中で実際に行動を起こされている人は、50%くらいだと思います。
つまり、相談時点で、いくら経理への熱い気持ちや興味があっても、はじめの行動を起こせる人のは、半分くらいです。
アクションだけは取ってみてから決めてほしい
私自身、簿記も勉強したことがないように、未経験から経理を目指す人の中では、事前準備が少ないタイプです。
ただ、その分、私は目に見える行動をとることを心がけていました。
例えば、とりあえず自分に紹介してもらえる求人を見てみる、エージェントにどんな志望動機が説得力があるか聞いてみる、などです。
そして、そこで必要だと感じたことを実践していくスタイルを貫いたので、運よく転職できたのだと思っています。
行動しないと情熱は冷めやすい・・・
私が、特に未経験からの経理を目指すうえで、行動が重要だと考えるのは、実際に相談に乗った人のその後を見ているからです。
友人や友人の知り合いなど、私に話があると飲みに誘われたりして相談に乗っても、そのあと仕事が忙しくなったとか、もう少し考えてみるよ、と実際に求人さえ見ることなく、経理への転職を諦めていく人が多いです。
そういった相談と接するうちに、私は何故自分のように実際の行動を起こす人がいないのだろうか?と考えました。
行動を起こさない人が多い理由
・転職するのは大変だから
・求人があるのか分からないから
極論でいうと、上記のような2つがあると思います。
一度転職してみると、転職が意外と簡単なことを知るのですが、転職前は、転職にあたって何をすればよいのかイメージができずに、一歩を踏み出せない人が多いようです。
転職に必要なステップとは?
転職活動をするうえで、必要なステップは、全部で4つです。
転職に必要なステップ
・求人を見る
・書類を用意する
・応募する
・面接を受ける
しかし、転職エージェントがサポートしてくれるので、上記の4つのステップは、自分でやる必要あありません。
つまり、エージェントに登録さえしてしまえば、エージェントが用意してくれたり、指導をしてくれるので、やり方がわからないと悩む必要はないんです。
絶対に自分でやるべき3つのこととは?
このように、エージェントに登録してしまえば、転職に必要なステップというのは、殆ど解決します。
しかし、エージェントにお願いできない部分もあります。それが下記の3つです。
経理になるために絶対に実践すべき3つのこと
1. エージェントに登録する
2. 経理の業務内容を知る
3. 志望動機を考える
エージェントに登録する
私が経理転職で口を酸っぱくして言っているのが、そもそも経理への転職活動を始めるかどうかは、エージェントに紹介してもらえる未経験経理の求人を見て決めてほしいです。
というのも、いくら準備をしても、履歴書上は、こちらの経歴に変化はありません。
今、営業をやっているのであれば、少し簿記をかじったところで、肩書は営業マンですし、履歴書上は何の変化もないんです。
つまり、履歴書が同じであれば、紹介される求人も同じということです。
結局、未経験Okの経理求人が紹介されるかどうかは、あなたの現時点での経歴にかかっていますので、先にどんな求人が紹介される可能性があるのか把握したうえで、経理への転職を始めるか考えるべきです。
※未経験Okの経理はどのエージェントでも求人案件を持っているわけではないので、登録するエージェントをしっかりと見極める必要もあります(>>未経験Okの求人が多いエージェントを見る)
経理の業務内容を知る
エージェントに登録して、求人を見て、納得できる求人があるのであれば、経理業務について、把握してみましょう。
とはいえ、未経験経理の求人ですから、面接では細かい経理知識は聞かれません。
どちらかというと、経理などのお金を扱う仕事に対して、どのような興味を持っているか、聞かれる質問が多いです。
例えば、経理経験、未経験に関わらず、興味があれば誰でも始められる資産運用などです。
「株式やFXなどに興味をもっていたりするのですか?」と言った質問です。
その際に、
「経理経験はありませんが、自分でできる範囲で、FXなどの金融資産を運用してみた経験はあります。その中で、色々な運用方法、ルールを勉強するのは楽しく、お金を扱う仕事に自分は強い興味を持っていることを自覚しました。」
と言ったことを言えると、他の未経験候補者とも大きな差がつくと思います。
私自身も、当時、1か月くらいしか運用していませんでしたが、FXなど金融資産の運用の経験はあると自信を持って言いました。
転職後に、担当の面接官だった今の上司に、本当は1か月しかやっていないことを話しましたが、候補者の中で、そういった具体的なエピソードがある人材はいなかったので印象が強かったと言っていました。
志望動機を考える
面接時の志望動機については、なるべくオリジナルな内容になることが望ましいので、自分で考える必要があります。
※正確に言うと、エージェントによっては志望動機についても相談にのってくれるので、殆どエージェントに作ってもらうことは可能です
未経験の候補者というのは、経歴的には、どんぐりの背比べなので、差がつくのは基本的に志望動機です。
経理転職の上で、重要なのは資格ではなくて、志望動機です。なぜ志望動機がそれほど重要なのかは、こちらの以前のエントリ(未経験者は経理になれないとか言う話は信じてはいけない)をご覧ください。
まずは3つのうち一つから
絶対にやらないといけないのは、上記の3つですが、そもそも求人を先に見ないと、経理への転職活動を始めるべきか判断がつかないので、まず始めに「1. エージェントに登録する」ことか始めることになると思います。
とはいえ、適当にエージェントに登録しても、未経験Okの経理求人をあまり持っていない可能性があるので、求人が集まりやすいエージェントを下記にまとめていますので、ご覧ください。
逆に絶対にやってはいけないこと
未経験経理の場合は、ポジションの絶対数が少ない上に、このサイトにも多くの閲覧者がいるように非常に人気で激戦です。1つの求人に、20人、30人と応募が殺到してきます。その中で、他の候補者と差をつけるためには、志望動機の完成度を上げることが必要です。
いくら下準備をしても、その時、未経験経理の求人がなければ、どんな候補者も転職することはできません。未経験経理の求人を見つけるのが、経理の仕事がしたい人にとっては、一番の難関です。
未経験求人が集まるのは、大手のエージェントでかつ非公開求人です。エージェントが登録者に優先的に紹介する求人がメインとなります。そのため、エージェントへの登録は必須です。こちらも、多くの候補者は、エージェントへの登録に躊躇しがちなので、差がつきやすいポイントで絶対に行ったほうがよいです。
未経験者がやってはいけないこと
・簿記の資格取得
・会計スクールに通う
・大学院などで学びなおす
簿記の資格取得
経理の仕事をやってみたいと思う人がすぐ思いつくのは、簿記の取得だと思います。ただ、3級をとったところで経理部の評価は大きく変わりません。経験者か、未経験者で判断され、未経験者は簿記をもっていいようが評価ポイントは前職での経験や、年齢によるところが大きいです。ゆっキー自身は、簿記の取得なしで未経験経理についております。
会計スクールに通う
営業マンだったゆっきーも考えたのは、仕事をやめて大原などの会計スクールで、公認会計士、税理士など資格を取ることでした。公認会計士、税理士は、難関です。かつ新卒なら非常に高く評価されるのですが、既卒の場合、未経験会計士は非常に冷遇されます。また、取得できなかったときのリスクも大きく(難関資格のため数年勉強しても資格が取れない人はいっぱいいます)、塾講師のアルバイトなどで食いつなぐ人を何人もみています。
大学院などで学びなおす
これも商学部以外を卒業している人に多いのですが、選考を変えれば経理職に就きやすくなると考える人は多いです。確かに、会計系選考は有利ですが、一方でそれは新卒の場合です。既卒の院卒は、即戦力が求められますので、その時点で経理経験がないのであれば非常にリスキーな選択といえます。
経理の仕事がしたいからといって、やる必要のないことにリソースを割くのは、非常に遠回りです。しかも、やるべきでないことというのは、費用・時間の面で大きな負担になることは目に見えています。やるべきことというのは、逆に誰でもできる一方、正しく実践している人が非常に少ないのが現状です。
経理の仕事がしたいなら、まずは採用される努力をして下さい。
思考停止の行動
・とりあえず資格
・とりあえず仕事辞めて学校
本当にこれらは、思考停止で現実逃避でしかないと思います。具体的に、どういう経験を積めてどういうチャンスがある、というのが分かっているのであれば、勿論やったほうがいいです。ですが、そこまで考えて行動できている人は残念ながら非常に少ないです。
そういうと、でも知識がないとできないからやっぱり学校には通った方がいいのでは?未経験で知識もなければ誰も雇わないのでは?つけ焼き刃の知識で面接は通らないでしょう?そもそも未経験で経理に採用する会社なんでないんじゃないか?
そう考えてアクションを辞めてしまう人が非常に多いです。逆に行動をおこすからこそ、他の人との差別化になります。自分は営業で目標を追い、達成しながら、苦しい思いをしながらも経理の仕事がしたいから、エージェントに登録して未経験案件を見つけました。
エージェントに登録してしまえば後は本当に楽
転職エージェントに登録すると、無理やり転職させられるとか、色々心配する人は多いですが、そんなことは違法です。
ワークポートが転職会議で評判の悪い企業を紹介してくるのは本当?でも記載していますが、エージェントに登録したほうが、知らない情報も教えてくれますし、現在の仕事についての不満も聞いてくれますし、改善点も教えてくれます。
何より、経理に転職するかどうかを考える上での判断材料を提供してくれます。求人の内容、経理の仕事内容、今から何をすれば転職できるのか?など、それを先に知ったうえで決めたほうがよっぽど賢いと思いませんか?
それでも下記のことを気にしてしまう人がいるかもしれません。
・すぐに転職しないといけない
・履歴書すぐ書けない
・求人が見つからないのでは?
これは、エージェント次第で、しっかりとユーザーのことを考えているエージェントであればあり得ません。もしも、エージェントについて、選択に不安があれば、このサイトでも利用者の多い、ワークポートなどの未経験者に強いエージェントについて確認してみてください。
また、事前に志望動機についてもう少し見てみたいという人がいれば、このエントリ(未経験経理の採用面接で絶対に聞かれる志望動機の理想的な答え方とは?)も参考になるかもしれません。